SSブログ

今さら…NHK連続テレビ小説「おしん」を観る! [テレビ・映画]

ケーブルTVで、昨年末~今年のお正月にかけて、
NHK連続テレビ小説>「おしん」を毎日、まとめて放送してたので、
観ました

「おしん」ケーブルTVで、今までも、何度も放送してたようだった
けれど、
実は、ちらっとしか、観たことなかったんだべな。

83年に放送していた時は、祖母や母親が観ていて、
いつも、「おしん」って、騒いでいたけれど、
こちとら、その時間帯には、いつも家を出ていたから、
観たことなかった…。

で、家族に、 
「家にいる人はいいねぇ・・・ゆっくり、TVが観れて~。」
と言っていたっけ。


一挙に連続で、放送してくれたので、
何か、観出したら、おもしろくなっちゃって、
せっせと、観ました。

そして、何と言っても、少女編…
たったの7歳で、山形の小作人農民の娘が口減らしのために、
米一俵で、子守奉公として、いかだに乗せられ、
河を下って行くシーンは、ドラマだとわかっていても、泣かせますね~。

あのシーンは、どん底の貧乏、みじめさ~を痛切に物語ってるし、
 明治憲法下の明治時代って、なんだか、とても過酷な時代…。

 今の時代、7歳の子が、親に学校も行かせてもらえず、
 奉公先で、1日中、赤ん坊をおぶらされて…なんて、
           ほとんど、児童虐待だよね~。

子供と大人の比率から考えても、体重だって、
随分、少ない子供が、赤ん坊をおぶるのは、拷問だよ…。

大人が、一日中、10キロのお米を背おっている感じかいね

大人の子守りを雇うより、ずっと、安くつくったって、
弱いものに、とことん、残酷なことをした時代でしたね~。

とにかく小学校へ行けないってことは、
読み・書き・そろばん(計算)を教わらないで、
大人になるってことだよね~。

貧乏で学校へ行けなかった人たちは、字が書けない~手紙を書けない
手紙をもらっても読めない~
それじゃあ、人にも、だまされるだろうし、
また、苦労しちゃうね~。

そんな人たちも、たくさん、いたんですね。この日本に・・・。


本当に、昔の時代には、たくさん、あった話だしで、
今の日本人の生活水準を考えさせられたり・・・。

今の時代も、つらいことは、たくさん、あるけれど、
それでも、戦後の日本国憲法の方がマシではないか・・・
などと、時代背景を気づかせてくれたり…。


大正時代の「おしん」は、東京に出てきた時代で、
関東大震災に襲われ、

昭和は、戦争~で、息子を戦争で取られ、夫は…で、
観ていて、次々に、いろんなことが襲ってくる…。


終戦後の小作人解放で、やっと、農家の暮らしにも光が・・・

国民に、ちっとも、やさしくなく、残酷な軍国主義の時代が、
やっと、終わって、いかった。いかった。


と、いろいろと、日本人の苦労というものの勉強にもなりました。


ただ、少女編で、おしんのとうちゃんが、村の小作人たちの中で、
ブラジル移民の道を選んだ人たちの話をし、
うちも、そうしよう思う~と言ったけど、女衆は反対で、もめ、
立ち消えになったシーン・・・

もし、移民組に参加しちゃったら、また、苦労は苦労に
決まっていたけれど、どうなっただろう~

な~んて、考えちゃいました。

やっぱり、橋田寿賀子先生のドラマは、登場人物を
とことん苦労させますね~。
それにめげずに、また、立ち上がる~姿にも、感動するし、
つらいながらも、微力ではあっても、気持のやさしい、
味方になってくれる人たちも出てくるから、
観ていて、少しは、救われる気も…。


ちょっと、今の時代の人間には、想像もつかない話で、
凄過ぎなドラマだなぁ…。

白いごはんなんて、昔の小作人には、ぜいたく品で、
大根飯を食べていた「おしん」を思うと、
白いお米のごはんを食べられることが、どんなに、ありがたいことか・・・。

今の時代の悩みが、ダイエットとは・・・

ご飯を食べると、太っちゃうし~な~んて、時代も、悩みも変わり過ぎ~かな・・・。

当り前のこと1つ1つ…の感謝を
気づかせてくれたし、働き者の おしん ちゃん 見習って、
頑張らなくっちゃ…と、やる気も出るドラマですね


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1

コメント 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。