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五木寛之「大河の一滴」~もう覚悟を決めるしかない。 [本-エッセー・その他]

に書かれた文字が目にとまり、五木寛之 著 「大河の一滴」を買いました。
エッセイ本ですが、読み始めてみると、とても人間の生と死について・・・

「人生とは重い荷物を背負って遠い道のりをあるいてゆくようなものだ」~

「人が生きるということは苦しみの連続なのだ」と覚悟するところから出直す必要があるのではないか。

と、テーマが重く、最初の数ページを読み、今の気持ちには合わないなぁ~ というか、その頃は、まだ読む覚悟ができていなかったのか?

そのうち、読もう・・・と随分、長い間、放って置いた本でしたが、
ついに、暗そうなイメージを持った本!!を手にして、

再び、本を開くというより、ちょっと読むのが恐い!!
を開けるような感じで、読んでみました。

生まれた時代が、戦前の激動の渦の中へと飛び込んでいった方のエッセイは、物事の見方が、戦後の生ぬるい時代生まれとは、全然、違いますね。

戦後の外地から引き上げについて書かれている部分、生き残った人は、いい人でも何でもなく、
ただ、人を踏みつけても生き残ろう~とする人々だった・・・とは。
困難遭遇すると、人間は、そういうものなのかも?
(きれい事は言ってられないのかも?)しれない・・・

もっと、真剣に もっと深く 奥深く物事を見つめ、とらえている・・・

平和で豊かそうに 見える時代に生まれた世代は、考え方が、

お気らく!あまっちょろい!!のかもしれないなぁ・・・と、いろいろと考えさせられた本です・・・。

私たちは、喜びと悲しみ・プラス思考とマイナス思考・朝と夜、etc・・・
と対照的な二面の矛盾した中で、
覚悟して生きていかなくてはいけないのだなぁ・・・
バケツの水でも、頭にかぶせられた目のさめる気持ちになるページもありました

大河の一滴 
 大河の一滴  









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